敷地は淀川沿いの丘陵地。40年ほど前に建てられた住宅の改修です。
隣家が南側に迫り、日の当たらなくなった広縁は物置きスペースと化し、
それにつながる広間は昼間でも照明なしでは過ごせない部屋になっていました。
ゆったりと吹き抜けている食堂は気に入っているものの、台所と分かれてしまっているため、
何とか一体感が出ないだろうかというご要望でした。
まずは、南側の広縁を取り壊すことにより、隣家との距離を確保しました。
そうすることで、窓から光が入るようになり、空いたスペースはお庭になります。
また、台所と食堂を同室とし、おいしいものを作ること食べることがお好きなご夫婦が一緒に楽しめるようになりました。
工事内容:
施工範囲/木造2階建ての1階部分。
耐震改修/基礎の補強、耐力壁の追加・バランス調整、金物補強、屋根の軽量化
断熱/床下・外壁・屋根断熱材充填、ペアガラス、気密性の高いアルミサッシへ取り替え
屋根の葺き替え/洋瓦土葺きからコロニアル
外壁の再塗装/リシン吹き付け
プロジェクト名/楠葉の家
所在地/大阪府枚方市
建築設計/烏野建築設計室(協力:塔本研作建築設計事務所)
建築施工/コアー建築工房
用途/一戸建ての住宅
構造/木造
規模/地上2階建て
敷地面積/152.19㎡(46.12坪)
施工床面積/87.98㎡(26.66坪)