淡輪

京都の住んで15年。五山の送り火を見ると「そろそろ夏が終わるのかなぁ」と

思うようになりました。京都っ子の一体感が増す行事の一つですよね。

 

お盆をご先祖さまと一緒に過ごしたあと帰ってもらう方法って各地特性に合わせてあるのが

おもしろいなぁと思います。

私の実家は海の近くだったので、お迎えはお墓に行くのに、お帰りは港で火を燃やしていました。その様子を振り返ったら、一緒にお空へ行ってしまうと言われて、決して振り返るまいとドキドキしながら帰っていたのを覚えています。どうやら今は危険なので、禁止になったようですが。

その地域の人にとって海は特別な場所だったのでしょうね。


そんな海を堪能しようと、淡輪へ出かけました。



お迎えは淡路島。
お迎えは淡路島。
関空が向こうの方に見えます。
関空が向こうの方に見えます。

海に向かう犬みたいな建物。
海に向かう犬みたいな建物。
スカート?
スカート?

淡輪は初めてだったのですが、大阪湾とはいえ、水もまあまあきれいで、

波もとても穏やかでした。

 

海ごしに淡路島や大阪湾岸を見ていると、みんな繋がってるんだなぁと妙な一体感で、

この海はみんなのものだと見渡す水面がとても親しく感じました。


これって建物でも同じような感覚があって、例えば、L字やコの字プランで、

向こう側に見える部分も自分の家だとなんだか安心して、間の中庭も親近感が増すように感じます。


そんなこんなを波を見ながら思って、とにかく子供たちが喜んでくれて良かった!