おばあちゃんと家

実家に帰っていると、突然隣に住む祖母がうちへやってきました。

「最近あそこの障子がほんまええ感じや~」とうれしそう。

祖母と家は連れ添って80年近く!

88歳の祖母は今でも両親が残してくれた家とお庭を大事に自分できれいにして暮らしています。

そして、一生懸命手入れし、付き合った結果、今その障子のピークを見たと言うのです。

 

これって職人冥利につきるというか、家とこういう付き合い方ができたら本当にしあわせだなぁと思いました。


きれいになったお庭をみながらテラスで一服。
きれいになったお庭をみながらテラスで一服。


木造の寿命は30年といわれますが、住み手によりきちんと管理されれば、その寿命は延びていきます。

使い手がそうして手入れして、できるだけ長く一緒の居たいと思っていただけるものを作ることが、

緩やかな消費につながっていくのではないでしょうか。