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小川重雄さん写真レクチャー・岩倉アトリエ(横内敏人建築設計事務所)見学

修行させていただいていた横内敏人建築設計事務所が岩倉アトリエに移転してからオープニングパーティーや建築家協会の方をご案内など何度か見学させていただきました。先日、写真家の小川重雄さんによる写真レクチャーが開かれるということで、再びお伺いしました。
ロケーションは、山林と人家の境界にある林の中。敷地はフラットで、近くの流れが敷地内に引き込まれています。水の音を聞くだけでなく、実際に流れを見て、触って楽しむことのできるお庭です。執務空間は、私には若王子アトリエの進化版のようにも感じられる構成で、旧メンバーの顔が揃うと、若王子にいるのかと錯覚してしまいそうになることもあります。お自宅も併設されていて、住居部は庭側の開口部側以外はしっかり囲まれたコンパクトなダイニングが丁度良いスケールで居住性を高めた洞穴のような空間で安心感がありました。
レクチャーは、写真集『Timeless Landscapes』シリーズの写真に写された建築の説明から、そこで何を考え、どのように撮影したのかへと進み、一枚一枚の写真に向き合う小川さんを追体験するような時間でした。建築は長くその場所にあり、さまざまな出来事を受け入れながら存在しています。人がつくったものが周囲と一体になっているとき、あるいは、それができたことで、もともとそこにあったものが顕在化した瞬間を捉えられているように思いました。大きく捉えると、小川さんは自然と、人の営みである建築との接点を撮られているのかもしれません。学生時代から何度も見返してきた『a+u Peter Zumthor』作品集。写真から視覚以外の感覚も想像して立ち上げ、それを設計課題に取り入れられないかと、繰り返し読み込んでいました。その写真を撮られた方にお会いする機会があるなんて、当時の自分に教えてあげたいような気持ちになりました。そのあとは皆さんで食事をし、楽しい時間を過ごしました。
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