2kwギャラリー

夫、塔本研作設計事務所が設計させていただいた2kwギャラリーさんから

花火大会にお誘いいただき、お邪魔しました。

 

 

場所は琵琶湖南側の北向きの斜面で、晴れた日は外壁の金属が 

周りの青を拾って、どことなくブルーに見えます。

 

 

私は縁会って、絵描きさん一家に嫁いだのですが、もともと芸大生の割には、絵が見るのが苦手でした。

苦手な理由は2次元で展開される絵は目だけで情報を得、感じる必要がある気がして、

美術館に行くととても疲れていました。

けれど、ある時絵は壁に空いている作家さんの世界観を覗く窓みたいなもので、

その中に奥行があると思い出すと、急に見ることが楽になり、ぐぅっと世界観に浸れるようになりました。

「うちはなかなかトリミングできるようないい景色が周りにないなぁ」なんてお悩みの方がいらっしゃい

ましたら、 お気に入りの作家さんの世界につながる窓を手に入れるのも一つの手だと思います。

 

そんな話をしていたら、もともと洋画を描かれていた方は「やはりその作家が絵に向き会った時間を感じて、

熱くなる」と話して下さいました。これは自分が向き合ったことがあるから言えることで、なるほどなぁ~と思いました。

同じようなことは建築現場でも感じることがあり、建築はいろいろな職種のセッションみたいなところがあるので、完成すると、全体として見てしまいますが、箇所箇所で、各職人が腕をふるって下さった時間があり、悩んだことも踏まえ、できあがったものをよく見ると、それを感じることができて、愛着を感じます。

 

 

 

 

さて、日が暮れると、3階の屋上へ登って、ほろよいで花火を見せていただきました。

子供たちは初めての大きな花火に大興奮で「お父さん写真、写真!」と促していました。

ありがとうございました。