WEB内覧会 水廻り(湖東の家)

居間まわりの開放的な感じにと比べると、水廻りは、窓も少ないあなぐらのような場所になっています。

お手洗いは優先順位が低いものの、こだわられる方が多い場所の一つでもあります。狭いプライベート空間では、家具のような身体に対する配慮が必要で、手の届くところに必要なものがあり、汚れは掃除しやすく、ホッと一息つける場所にもなります。とはいえ、優先順位が低いので、ここに費用を存分にかけるわけにもいかず。。という感じで試行錯誤します。

ご要望としては、掃除のしやすさ、汚れにくいこと、お腹が痛くなる時があるので、もたれられるカウンターがほしい、立ち上がりのサポートがほしい、サニタリー用品は手の届くところへなどでした。

鏡部分は深めの収納になっていて、トイレットペーパーを袋のまましまうことも可能なサイズにしています。加えて、サニタリー用品のストックなど。水栓は壁付けが水垢がつきにくく、さらに自動水栓だとより楽になります。キャビネット下は掃除道具。最近の便器は表面を限りなくスムーズにし、汚れが付きにくくなっています。それに加え、掃除機能や、除菌機能がついていて、便器掃除の手間も少なくすみそうです。

 

水廻りに関しては私がこの仕事を始めた15年ほど前は、「建築家たるもの、メーカーのユニットなんてありえん!」と思っていましたが、女性の社会進出が進んだのか、おじさんたちだけで製品開発していては気づかなかったであろう排水廻りなどの工夫が製品にふえ、デザイン性も上がってきました。施主の考え方によってはありかなと思います。


洗面所の場合、シンプルにかっこいい洗面器と棚みたいにいくか、至れる尽くせりのユニットにするか、または費用をかけ機能と意匠性を取り入れるか3択ですかね。 

洗面台はW1200で娘さん二人が並べるサイズにし、水栓は壁付けの伸びるタイプ(水垢がたまりにくく、洗面器を掃除しやすくなります)、鏡収納は左右開き勝手がどちらでもできるタイプになっています。(三面鏡にすると、後ろ姿は見やすくなりますが、それ以外の時は開き勝手が自分の立ち位置とは逆で出し入れが若干しにくいのです。)


ユニットバスは樹脂に囲われるのは心底は安らがないような気もしますが、勝手にお掃除してくれたり、乾かしてくれたり、温かく柔らかい床などと聞くと、ドラえもんの世界がすぐそこまでもうきているような気がして、心がゆれます。これらが廃材になった時も何等か循環するようにできれば、ある時間お世話になってもいいように思います。東向きの大きな窓を備え、目隠しにもなるルーバー型の格子を外側につけています。梅雨時のお洗濯、また寒い地域ということもあり、浴室暖房乾燥機、脱衣室にも暖房乾燥機付きです。