WEB内覧会 子供室(湖東の家)

内覧会最後は二階の子供室。


photosⒸYohei Sasakura

まずは西の子供室。

こちらはLDKに面したアルコーブ付きで、LDKにいる家族を見下ろせるようになっています。子供はこういった狭い囲われた部分が大好きです。

このポケットスペースは結構こだわった部分で、ボートのようなイメージで床も腰も柔らかい木で作り、天井は食堂の延長なので、船底になっています。

そこに座りこんで、肘を腰壁にのせる。そこからみんなを見下ろす…

フィット感イメージできましたかね?

ここに食堂の屋根を支える大きな棟木がからんできますが、子供たちが頭を打たないよう、又、恥をかかないよう(受け材から梁の木口がもれないよう)

木口をシェイプしています。(写真:右上) 

LDKの天井に集まってくる暑い空気はここから子供室を介して排気してしまいます。

食堂側からはこちら→WEB内覧会 LDK(湖東の家)


東の子供部屋はプライベート感が高いですが、東向きの小窓からは、お隣さんや集落の家々が見え安心できて、私はこちらから覗く景色も好きです。

狭い部屋なので、階段室と天井がつながるような感じにしています。

子供部屋なので、かわいくしようということで、差色になる壁紙は建主が選んで下さいました。

どちらも雪と毛糸の冬の丸いモチーフになっています。

もちろん南側の絶景はこちら。ここで育って地元が好きにならずにはいられないだろうと思います。


ここはすばらしいロケーションの土地でした。あまりに美しいのでそことなんとか一体となりたくての試行錯誤だったと思います。

 

施主と場所の接点を探り、そこがどんなによい所かこれから続く毎日という長い時間の中でそれを伝えていくこと。

そしてその価値を子供たちに伝えていくこと。

 

環境や文化を守るということはまずそこの良さを再確認することから始まるのではないのでしょうか。

それは、建物一つでは難しく、波紋を描くよう投げかけられれば良いのですが。