一年点検(スキップ町家)

スキップ町家の一年点検にお伺いしました。

竣工した物件は手塩にかけた娘を嫁に出したあとみたいなものなのでしょうか、

いざ引き渡してしまうと、なかなかお邪魔する機会もなくなってしまって、一年点検は久々に会える嬉しさと、連絡がなかったのはよろしくやっていたからのはずだけど‥というちょっとした不安とが入り混じります。

 

一通りチェックして、大きな問題もなくほっとしました。

木造の建物は最初の1・2年は特に木の乾燥等により動きがあり、材料の取り合い部分に、

隙間が出てきやすい時期になります。主にその隙間を埋める対処をすることになりました。

 

その帰りに、建主からいただいたチケットで二条城で開催中のアジア回廊現代美術展へ。

作品には作家さんがその場所に受けたイメージが反映されていて、掛け合いが面白かったです。

私が好きだったのはこの作品。場所のリズムにユーモアを加えたセンス、が好きでした。

ある時期の相当の労力をつぎこんで作った場所が今も私たちにインスピレーションを与えたり、

楽しんだりできることは宝だなと思いました。

その場所に命を吹き込むにはやはり人が必要で、ソフト面として、こういった企画が増えるといいなと思いました。ありがとうございました。