基本設計お打ち合わせ(丹生川の古民家)

マイコプラズマ、ロタ・・流行りのフルコースで5歳のお誕生日前に鍛えられた娘。

一か月近くかかりましたが、元気なって良かった。

お休み中の娘の横で模型を作り、再び高山へ行ってきました。

 

現状、延床45坪ほどの平屋を、若世帯の新居兼親世帯のセカンドハウスとして、改修予定です。

模型の真ん中がLDK。LDKを挟んで、上(東側)が子世帯ゾーン。下(西側)が親世帯ゾーン。
模型の真ん中がLDK。LDKを挟んで、上(東側)が子世帯ゾーン。下(西側)が親世帯ゾーン。

東側より。建物北側(写真、右側)は斜面となっています。
東側より。建物北側(写真、右側)は斜面となっています。
LDK南側。傾いていた柱も大工さんに矯正されて、以前よりしゃんとしていました。
LDK南側。傾いていた柱も大工さんに矯正されて、以前よりしゃんとしていました。

そして、模型を作ってみて気になっていたLDK北側の開口部の検討。

 

今回、LDKが建物の真ん中にあり、LDKの採光は主に奥行5間半(約10m)ある部屋の南北からとることになります。

それにつながる東西の個室もある程度解放的にも使えるようにしているので、東西にも抜け感は出ると思うのですが、

南側は建物が建っているので、景色を見るという感じではありません。

雪の地方ですので、屋根面への穴は極力避けたいので、天窓はNG。

 

北側斜面の立地を活かさない手はないと思い、当初横長の腰窓にする予定だった窓形状を再度ご検討いただきました。

壁に沿って光をできるだけ奥まで誘い、力強い天井をしっかり下から照らすのが正解と思ったのですが、いかがでしょうか。

LDK北側。ブルーシート部分が北側窓部分。
LDK北側。ブルーシート部分が北側窓部分。
横長窓の場合
横長窓の場合
窓を床まで下げ、北斜面に生える木々の下からの照り返しを取り入れる
窓を床まで下げ、北斜面に生える木々の下からの照り返しを取り入れる

そして、いろいろ美味しいものもいただきました。

甘柿
甘柿
山芋料理
山芋料理

だしの美味しい高山ラーメン、小豆てんこ盛りのお汁粉、白菜たっぷりカマンベール鍋。

敷地内に生えていた柿が甘柿とわかり、みんなで頬張り、山芋料理もごちそうになりました。

高山は山のものに加え、海のものも美味しい土地のようです。

そのあとは、張る予定の床板を「うづくり」にしてはどうかということで制作現場を見学。

「うづくり」とは、木の表面をやさしく削り、年輪を浮き上がらせる加工だそうですが、

前回同じ床材を見せていただいて気になった節の部分が表面がラフになったことで気にならなくなり、

当たりもやわらかでとてもきれいに見えました。

この加工、今回ご主人が家具職人さんということもあり、ご主人にひと肌ぬいでいただく部分が多いのですが、

またその項目が増えそうな予感。

 

かわいい工場でした
かわいい工場でした

そんな感じで盛りだくさんの2日間、お付き合いありがとうございました。

 

行きはお疲れモードだったはずが、のびのび広いところで活動し、美味しいものをいただいたからか、

元気になって、帰りの電車に乗り込むのでした。