鍋敷き(久米製作所)

梨の美味しい季節になりました。

夜、虫の声を聞きながら 梨を食べると、なぜか胸がキュウっとするのですが、
そんな一口一口のセンチメンタルを楽しんでいます。
料理好きの夫も、秋を感じたらしく、炊き込みご飯やら、おでんを作ってくれて、
正直まだちょっと暑いのですが、ありがたくご馳走になり、我が家にも秋がきています。
さて、そんなお料理好きさんも必見!鍋敷きのご紹介です。
高山で家具を作られている久米製作所の鍋敷き。
材はサクラでできています。サクラは家具やフローリングなどによく使われる広葉樹の硬木で、
ピンクがかった暖色系の色をしています。一度、草木染をしてみたことがあるのですが、
桜の木を煮出すときれいな桜色が出てきて、ビックリしました。花の色は木からくるもんなんでしょうか。
ちなみに杉を煮出すと花粉症の方はむずむずしそうな杉花粉の色でした。

 

そして、どうやって使うのかというとこんな風。
格子のハトメ部分が動き、お皿のサイズに合わせて伸び縮みするようになっています。
使わない時は折りたたんで掛けられるようにもなっていて、
なるほど軽い木製のメリットをよく考えています。
私は金属の重い鍋敷きは調理台廻り、こちらの軽い木製の鍋敷きは、
必要な時に食卓の上に出して使っています。
使ってみてわかったことですが、置きっぱなしの鍋敷きと違って、
その都度出すのですが、その軽い勝手の良さと置いた時の音に癒されます。
例えばお茶までのじれったい時間。
まずこれをテーブルに出すかわいた木の音を聞く。
そして、その上に陶器のポット(音を気にするなら少し分厚め陶器が理想的)。
お湯を注ぐ音、白い湯気、立ち上がる香り。待ち時間。そして、飲む前にもう一度お茶の香り。
一つ一つの行為を大事にしてみると、お茶を飲む前から、体がもうリラックスしていることに気づきます。
価格3780円。今のところ直接販売のみとのことなので、気になる方は下記メールアドレスまでお問い合わせを。
久米製作所 
岐阜県高山市上野町675-3
E-mail kumehand@yahoo.co.jp  

instagram  https://www.instagram.com/kumeiku/