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ロームシアター京都(旧 京都会館)

とある日曜日。 
すっかり仕事人間になってしまっていましたが、「よし!動物園へ行こう!」とおチビちゃんたちと京都市動物園へ。
以前はこんなところに閉じ込められて・・と心が痛んで帰るという感じでしたが、きれいに整備され、前よりも動物たちは気持ち良さそうでした。

さて、その帰り、平安神宮の方から何やら太鼓の音が。
ずるずると引き寄せられると広場でお祭りがやっていました。
平安神宮の前の道が歩行者天国になって地続きの部分が増えたようで、岡崎公園が楽しみやすくなったと思いませんか?
子供たちは「広い場所!太鼓の音!これはもう踊るしかないでしょ!」とスイッチが入ってしまい、ヘンテコな踊りを二人で踊って大はしゃぎ。
 あんまり楽しそうで、私も踊っていまいたいくらいでした。
ここまで来たら新しくなったロームシアター京都も探検していくことに。
新しく書店やコーヒーショップも入って、みなさんくつろいでいらっしゃいました。
ロームシアター京都(旧 京都会館)は建築家、前川國男の設計ですが、以前から「せっかく、建物として、通りと建築内部の広場を分けないように、ピロティ(1階の壁をなくし、柱だけにしている部分)にしているのに、その内側の広場が閑散として行きたい気持ちにならないなぁ。」と思っていたのですが、その日のお祭り騒ぎや、内部の広場でくつろいでいる人を見て、「こういう姿を見たかったんだよね、前川さん!」みたいな気分になりました。
子供たちはあの外部の大階段の手で受けるような形の手摺でどうしても滑り台をしたくて、必死に登ろうとしていました。
ちょっと親しみやすい形にするだけで、人とモノの距離はグッと近づくものです。
そんな形の提案に加え、ソフト面で命を吹き込まれた様子を見て、ホクホクしながら帰路につくのでした。

ちなみに岡崎公園界隈でのおすすめスポットは市美術館の裏庭です。
どんなにまわりが混んでても、人も少なく静かで、きちんと管理されたお庭を色んな目線で愉しめます。 
人ごみに疲れたらぜひ行ってみて下さい。