けんちくせっけい とは?

お絵かき好きの4歳の長女の絵の中に、家が出てきました。

夫や私を見ているからか、私もおうち描いたよーと見せてくれました。

 

「あさひのおうちじゃないで、だれかのおうち」(たぶん、だれかのおうちを考えてあげたということだと) 

「みんな尖ったのん持ってるけど、これはシカ(フォーク)。ご飯食べてるの。

お風呂にはかわいいタイル貼ってんねん。」

「おうちの前にはいっぱいお花が咲いてんの。」

そして、少し間をおいて大事そうに、

「・・・それでな、ここではみんなケンカしたり、押しあったりしないねん。」と

教えてくれました。

 

建築設計はそこでどうしたいかを形にする意志の表れのような仕事です。

おもしろい空間や美しい意匠はもちろん重要でそれと混じって形になっていくのですが、

娘の言葉を聞いて、「まずはそこからだなぁ」と改めて思い知らさせれました。

大事なことはこんな小さな子でもわかるもんなんですね。

できればそういったコンセプトでみんなの場所ができていくと良いなぁと思うのでした。