地鎮祭

地鎮祭を行いました。

地鎮祭ってご存知ですか?トコシズメノマツリとも言われるようです。

その土地の神様を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得るためのお祭りで着工前に行います。

この地鎮祭が結構おもしろいのですが、まず、4本の青竹を敷地に立て、その間を縄で囲います。

この内側がお祭りの場となるわけですが、こんな簡素な造りにもかかわらず、神主さんが「モ~~~」と神様を呼ばれると、

一機にその場所が外からは何者も入れないような空気に変容します。

神主さんが土地を清め、設計・施主・施工が力を合わせ「えいっ!えいっ!えいっ!」と鎮め物をします。

玉串奉奠をし、きれいな鈴の音を聞くと、本当に身も心もきれいになった気になるのです。

 

最近は家から神棚も無くなり、家の中で神様を感じる場所は無くなってきていますが、地鎮祭をすると、昔からの日本の文化、

かなりワイルドな時代からの文化に触れる気がします。ぜひ、機会ありましたら、感じてみてください。

 

当の私はあれこれご挨拶も考えていたのに、緊張してすっとんでしまい、お祝いのことばしか出てきませんでしたが、

この土地は売主が売りに出して、3日後に私が見つけ、まだ一度しかお会いしたことのなかった建主にご紹介したところ、

気に入って下さった土地。不思議ととんとん拍子に進み、その場に立っていたというような、ご縁としか思えないように

繋がっていった土地なので、神様も歓迎してくれているのではと思っています。

 

ここで一同ピリッと清めてもらい、いざ着工へ!

帯を締め直し背筋を伸ばしました。

 

お隣二軒は3階建てになりました。テントの敷地に2階建てが建ちます。
お隣二軒は3階建てになりました。テントの敷地に2階建てが建ちます。

この物件の前のお話は「見積もり調整(柿本町の町屋)」へ。