かけこみ寺

図面も大詰め。

あと一週間。乗り切ってやるぞー!と事務所で意気込む土曜日の夜。

TELLLLL・・・と一本の電話が。

 

「明日プランを最終決定しないといけなんだけど、

プランがなんかしっくりこないのー(泣)」と友達から連絡が入りました。

聞けば、建売の価格で工務店さんが注文住宅のような対応をして下さるような話になっていて、

それなのに、プランがどうしてもしっくりこないとのこと。

「明日って!そんな急に。うちはかけこみ寺じゃないよー。」

と思うものの、とりあえず、図面を送ってもらうことに。

 

作ってもらったプランはすでに12案!

建築学科卒業の彼女はいろいろ要望があったんだろうなぁと縦に横に伸び、壁が無くなり、

なんとかここは壁を残したいという設計者の配慮も見え隠れする状態の図面でした。

 

どう考えても、このままこの話を進めてはもったいないと

結局なんとか交渉してあと一週間待ってもらうことになりました。

 

とはいえ、一週間。どうしたものか。

私もこの一週間はなんとしても図面を描かなければならないし・・

2・3日夜な夜なプランを考えてやりとりするような日が続き、

結局、基本的な考え方を伝えて、彼女にまとめてもらうことに。

ここはもと建築学科。のみこみも早く、ロフトを作ってあげたら、

ご主人が喜んでいた♪と嬉しそうで、あんまり力に慣れなかったけど

良かったなぁと思いました。

 

そんな感じで彼女が線を引き、私がチェックしながら一週間。

ついに要望を形にして提出した彼女でした。

その奮闘ぶりはカッコよかったです。竣工したらまたお邪魔させて下さい。

 

一つ言えるのは、なんだかしっくりこない感覚はある程度信じてよいと

思います。自分が専門じゃないからわからないのかなと思うことも

あると思いますが、経験上は、建主が家という大きな買い物をしようとして、

真剣にそのプランを考えているとき、その内容はある程度的を得ていると思います。

設計者としてはなかなかその対応は大変なのですが、皆さんに思慮深く良いものを

作ってもらえればと思います。