ペレットストーブ

寒くなってきましたね。

京都に住んで、十数年になってきましたが、どうしても京都の冬の寒さは克服できないでいます。

毎年寒くなるにつれ、肩に力が入ってきて、ぐっと寒さに耐え、だからこそ春が来た時の嬉しさは増したようにも感じるのですが・・・

 

そんな気持ちも相まってか、ペレットストーブとはどんなものだろうと見に行きました。

ペレットストーブはペレットという木材を加工したものを燃料にしたストーブです。

形状は薪ストーブに良く似ていますが、電気の力を少し借りて、安定した暖を取り入れやすくなっています。

感覚的には灯油ストーブと薪ストーブの中間くらいとのことです。

京都市は地産地消を目指し、京都の山の間伐材でペレットを生産し、それを市民に燃料として使ってもらうことにより、

林業を少しでも活性化し、人が入らなくなったことにより、荒れてしまった山をなんとかできないかと考えているようです。


左が薪ストーブ、右がペレットストーブの絵ですが、ペレットストーブは機械的な力を使って煙突の高さを

短くて済むようにしています。煙道の長さが短いので設置費用が抑えられます。

また薪ストーブが全ての面から輻射熱によって温めるのに比べて、輻射熱は

前面のみからしか出ず、その代りに温風が出てきます。着火はボタン一つ。

煙の少ないことにより、市街地でも導入しやすくなっています。

 

市街地で、メインの暖房として考えていて、薪ストーブはどうしても火の世話がそれなりにかかるので、

それがめんどくさいけど、化石燃料にもあまり頼りたくないしという人には良いのかなという印象でした。

薪ストーブのように火をいじりながら、ゆっくり愉しみたい方には少し物足りないかもしれません。 


一概にはいえませんが、

暖炉、薪ストーブ、ペレットストーブ、灯油ストーブ、ガスストーブ

の順でお世話がかかるのではないでしょうか。

 


寒い冬から私たちを守ってくれる暖房器具。

エネルギー問題も気になる昨今、どのようにお付き合いするか本当に考えさせられます。