リノベーション?新築?

リノベーションをお考えの建主の方とご検討中の物件を見に行きました。

「LDKなどメインの部屋を1階に、子共部屋・客間等の個室を2階に。

できれば、子供たちがのびのびできるお庭を!」というご希望で探されています。

 

見学させていただいた物件は

現在、二世帯住宅

風致地区により建蔽率30%

1階RC造、2階木造

 

のしっかりとした建物でした。

 

ただ、二世帯住宅のため、間取りが小割になってしまっているのが、気になられるとのこと。

既存のおうちであらゆる条件をクリアし、しっくりくる物件を見つけるのは、

出会いや縁みたいなものなのかもしれませんね。

 

 


 

 

リノベーション?新築?の判断は設計者としても本当に難しく思います。

 

少子化もあり今後ますます家が余ってきてしまうことが予測され、環境への配慮も考えると、

あるものを生かそうということはぜひしなくてはならないことだと思います。


けれど時代の流れや家族の変化により合わなくなってしまった間取りの変更。

断熱性能や設備の変更、構造の強化。やりだすと新築を建てるくらいの費用が

かかってしまうこともあるのが悩ましいところです。どこまでするかのラインひきが難しい。

そんな迷いの中、なんだか気に入った!とか愛着があるということが一つの重要な判断材料になってくるような気がします。