原風景

「原風景」・・・原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。


設計中どうも私は半屋外のような場所が好きな傾向があるなと感じています。

おそらく私の体に擦りこまれた原風景がそんな傾向を作りだしているのだと思います。

 

小さい頃、三軒隣の祖父母の庭で朝から晩まで毎日遊んでいました。

飛び石、一段飛ばし・二段とばし・・忍者のように!

丸く刈り込まれたツゲの木に干しているお布団の上にのる。サツキではだめ。枝がやわらかくてしなるから。

お腹が空いたらツツジの蜜をすう。

落ち葉の季節は焼き芋。

クスノキを家に見立てて、ままごと。各枝を個室とする。

あつーくなった庭石の上でだらだらする・・・


ダイナミックな自然ではないけれど、安心して遊べるお庭が大好きだったなぁと思います。