湖東の家

敷地は琵琶湖東部の水郷地帯。集落内には多く自噴井戸をもつ家があり、絶えず水の音が聞こえてくる。その流れは水路で交わり、大きくなりながら、湖へ向かって流れていく。敷地は集落の南端、広大な田園地帯に面し、東には山並み、西には湖の向こうの湖西の山々も望むことができる。建主は西の景色を気に入り、湖に向かって開く計画となった。南に遮るものがなく、一日を通し、太陽を追えるわけだが、一日の終わり、西から差す光と湖からの明るさを天井でとらえて感じたいと考えた。夕陽は杉により、より赤く染められ宅内を赤い光で包む。赤い時間のあとの静けさ、暗くなることを感じ、今日も暮れていく。


〇建主の要望

敷地西側の眺望を取り入れる

平屋または平屋に近い構成

縁側のような空間

南北のぬけ

インナーテラス

インナーガレージと台所への動線

小さな和室

サンルーム物干と衣類収納を隣接

水廻りの清掃性


〇建築データ

設計監理/烏野建築設計室 

構造/ライン設計室

施工/建築工房中野

造園/igune庭 

所在地 /滋賀県

主要用途/専用住宅

家族構成/夫婦+子供2

竣工年/2020

規模/地上2

敷地面積/816.61

建築面積/137.02㎡(建蔽率15.90% 許容60%)

延床面積/153.20㎡(容積率17.35% 許容160%)

構造/木造在来工法

主な外部仕上げ/

 屋根 -塗装ガルバリウム鋼板たてハゼ葺き

 外壁 -杉荒板OS塗装押し縁抑え 

 建具 -アルミサッシ、木製建具     

主な内部仕上げ/

 天井 -杉板本実張

 壁  -エマルジョンペイント塗装

 床  -カバユニフローリング、オイル仕上げ