家具工房を営むご家族のための住宅兼家具のショールーム。また親世帯はセカンドハウスとして利用。建物の大部分は明治期に建てられた古民家で30年ほど放置された状態でした。エントランスのある東側は若世帯のスペース、建物中央のLDKを挟んで、暖かな南西に親世帯の部屋を用意し、その北側が水回りとなっています。循環型の生活を目標とし、地球に還る構成材料として、土壁、杉板、山桜の無垢材の建具や家具、羊毛の断熱材などで構成されている。家具職人である施主が家具・建具 に加えて、内壁の土壁、たたきの施工まで腕をふるってくださいました。夏は川からの風を通し、寒い冬の熱源は家具工房から出る端材が薪ストーブの熱源に変わっていきます。また給湯設備も薪ボイラーを利用。
建物の中心にある大きな薪ストーブに火が灯り、建物が息を吹き返しました。
設計/烏野建築設計室
施工、設計協力/丸設計室
(有)丸翔アルミ建材
家具、建具/久米製作所
所在地/岐阜県
主要用途/専用住宅
家族構成/夫婦+子供2人
竣工年/2018年
規模/平屋建一部ロフト
構造/木造在来工法
敷地面積/2361㎡
建築面積/
延床面積/153.06㎡
主な外部仕上げ/
屋根-塗装ガルバリウム鋼板
横葺き
外壁-杉荒板南京下見板張
軒天-杉化粧野地板
建具-木製建具
アルミサッシ
主主な内部仕上げ/
天天井-杉板本実張
壁 -土塗壁
中塗り仕上げ
床 -杉厚板
浮造り加工本実張
第三回炭火・ほのおのあるくらし
デザインコンテスト 伊勢市長賞 受賞
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